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飲食店で働く君へ「ユニフォーム(コックコート)」

今回は、厨房での服装「ユニフォーム(コックコート)」につきまして私の考えをお伝えします。古い考えだと思うかも知れませんが、調理をする上で適していると感じられない、自分好みの私服(ふだん着)で厨房に立っている調理人を見かけます。「ユニフォーム」の意味を知らないのか、あるいは知っていてもなのか、私服をそのまま「ユニフォーム」として勝手に決めつけて厨房に立っています。前掛けやエプロンさえも着用していないときもあります。あたかもそれが格好良いと思っているのではないかと感じてしまいます。それは、まったくの自己満足・おごり・優越感であって、調理をする立場の本質を見誤っています。特に、チーフ・料理長クラスの厨房責任者に多く見かけます。そのような場合、得てして他の厨房スタッフには「ユニフォーム(コックコート)」や前掛け・エプロンを着用させています。ファションを意識したお洒落な着こなしの前に、調理人としての責任感から、その作業・機能(火に強い・通気性が良い)に適した、衛生的な「ユニフォーム(コックコート)」を着用して調理に向かってください。そして、自己満足のファッションへ注力するパワーを、さらなる付加価値創造の料理づくりに邁進してください。調理の基本はいろいろ有りますが、まずは衛生と安全管理からです。個人の自己満足・優越感は削除してください。余談ですが、私が尊敬しているフレンチのチーフは、真夏でもコック帽を深くかぶり、長袖の「コックコート」を着て調理をしていました。コック帽の着用は理解できると思いますが、エアコンが効いているとはいえ年間を通して半袖ではなく長袖の「コックコート」の着用です。そこには飲食業に携わる一人としての大変重要な意味がありました。

「ユニフォーム(コックコート)」の本来の目的を見失った、自分好みの服装(特にふだん着)は本末転倒ではありませんか。特に、料理長・チーフクラスの上位職者は他のスタッフの見本となるべきです。「君」がこだわる、調理をする上での「ユニフォーム(コックコート)」の目的は何でしょうか。お客様のために基本に忠実に。

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